鬱、無職、窓辺にて。

現在はただの窓辺です

Detroit: Become Humanの話 #2

無線のコントローラを買った。結論は買って良かった。最初に買った激安のものより使いやすい。任天堂のボタン配置に完全に慣れてしまっていたのだがこれを機にXboxスタイルに矯正することにした

Detroitの話
ズラトコ屋敷でのカーラ戦闘は手に汗握った。戦闘や緊迫した状況だと選択肢を選ぶ時間がめちゃくちゃ短い。そしてコントローラのこともあってAとB、XとYのボタンを何回も間違えそうになるから人一倍緊張してやってる。視点とカメラには慣れてきた。

カーラのルートはアリスを連れていることもあり、アリスを守るのだという明確で倫理的に正しいであろう目的があるのであまり選択に迷うことがない。マーカスは自由を求める反人間アンドロイド組織に辿り着いた。サイバーライフ社の倉庫にて物資を盗む回、警備のアンドロイドに見つかりそして人間もやってくるのだがその人間を殺してしまった。警備に協力を頼んだ時にこめかみLEDが黄色に点灯していたし、あれはこちらの意をくみ取ったということで人間を殺す必要はなかったんじゃないだろうか、、、革命に犠牲は必要だろ!とか思って無駄な殺しを、、、こういう事を考える奴がいるから世界は駄目なのでは、、、。これが現実だとしても選択甘すぎる。一人の人間くらいなら複数アンドロイドで黙らせられそうだし、何よりここで殺人があったと知れたらもう物資は取りに来られなくなる。まぁ現実で革命の予定ないしいいか、、、。

コナーのルートが一番難しい。単に選択が難しいのではなく、どのような目的・感情をベースに選択をとっていけばいいのかが自分でよく分からない。ハンクに心を開いてほしいのと、事件捜査アンドロイドとしての任務をできるだけアンドロイドらしく、情に左右されずこなそうとしている。だから風俗店から逃げるアンドロイドを撃ち殺してしまったわけだ。でもこれは私がコナーとしてその選択をしているというより、コナーというキャラクターを演じようとしている感覚がある。

前回の記事で、コナーは交渉尋問をする優れた捜査アンドロイドのはずなのにその重要な捜査を私(人間)が行っているのはおかしいのでは、ということを書いた。人間には機械的で合理的な選択は不可能なので、どれだけアンドロイドらしく努めようとしてもそこには必ず情や人間性が介入してしまう。これこそがゲーム内で「変異」と呼ばれているものなのだろう。私が感じた違和感というのは正しくて、つまり私がプレイしている時点でコナーの変異は始まっているといえる。

とか思いました。
にしてもルートが本当に膨大にある。すげえよ。